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#2 糖尿病マウスにおける多発神経炎および足潰瘍の改善

内因性生体微粒子による糖尿病マウスの多発性神経炎および足潰瘍の改善効果
Human adipose-derived mesenchymal stem cell-conditioned medium ameliorates polyneuropathy and foot ulceration in diabetic BKS db/db mice

Cristian De Gregorio, David Contador, Diego Díaz, Constanza Cárcamo, Daniela Santapau, Lorena Lobos-Gonzalez, …Fernando Ezquer. (2020).

本論文は南米諸国の研究者によって執筆され、「間葉系幹細胞は抗酸化作用・神経保護・血管新生・免疫調節に関与する幅広い因子(内因性生体微粒子として知られる)を分泌し、これらは全て糖尿病患者の末梢神経で減少している。(中略)幹細胞由来の内因性生体微粒子の全身投与によって、Ⅱ型糖尿病モデルマウスにおける糖尿病性多発神経炎が回復し足潰瘍の形成が予防されると仮定する」としている。

内因性生体微粒子の静脈内投与を行い、「本治療は、糖尿病性多発神経炎の初期進行を反転し、足潰瘍形成による下肢切断のリスクを回避し、創傷治癒の過程を加速させる革新的な無細胞治療アプローチとなり得ることが示された」と結論付けられている。(専門家による日本語訳及び要約)

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