再生医療とヒト脂肪由来間葉系幹細胞培養上清液
regeneration and Mesenchymal Stem Cells - Conditioned Medium

1.再生医療とは
再生医療とは、自分の細胞や組織を利用して、病気や事故、老化により悪化した機能の回復を目指す医療のことです。
切断されても再び生えてくるトカゲの尻尾のようなイメージが分かりやすいと思います。トカゲの尻尾が切断されても再生されるのは、トカゲ自身が持つ“幹細胞”の働きによるもので、この“幹細胞”は人間の体内にも存在し、私達にも、もともと『再生する力』が備わっています。
この『自身の再生力』を用いた治療が再生医療になります。
2. 幹細胞とは
幹細胞とは、新たな命が誕生し、人の身体を形成する上で、臓器や血液など様々なものに変化する元の細胞で、発生における細胞系譜の幹になることから「幹細胞」と名付けられています。
この幹細胞は年齢と共に身体の中から減少するものの、誰もが自身の身体に備えている細胞です。
3. アインプロス(ainprose)TMとは
アインプロス(ainprose)TMとは、体内に存在する脂肪など間葉系幹細胞と分類される幹細胞を培養し、その培養液から幹細胞を取り出して滅菌等の各種処理を行った液体(上澄み液)のことを言います。幹細胞は細胞自身が活性化・成長・増殖するために「サイトカイン」と呼ばれる500種類以上の生理活性タンパク質を放出しています。
サイトカインは、体内の損傷を受けた組織や細胞の機能回復に重要な役割を果たし、肌・皮膚を再生する因子、血管を増殖させる因子、神経を修復する因子、免疫を調整する因子、骨形成を進める因子なども含まれ、老化などにより衰えた細胞の回復を後押しするため、美容分野や整形外科分野に対しても様々な効果が期待されます。